キナリイロの療育について
キナリイロの療育体制やポリシーについてご説明します。
『キナリイロではどんな療育をしますか?どんな体制なのですか?』
キナリイロでは、1:1の個別療育を行い、必ず保護者様にお子様をお連れ頂き、療育に同席していただきます。
※送迎サービスは実施していません。
療育の時間は1回50分で、
9時~、10時~、11時~、(12時~)、13時~、14時~、15時~、16時~
の時間をお選びいただきます。
基本的には週1回火曜日の10時~、とか、隔週の水曜日13時~とか、月1回第4木曜日の16時~、などとご予約頂くことになります(もちろん、相談に応じます)
利用頻度はニーズや現実的なご予定などに合わせて、担当者と直接ご相談いただきます。
必ずしもご希望に添えない場合もありますが、ご容赦ください。
『1:1の個別療育とはなんですか?』
お子様の発達状況、ニーズを聞き取った上で、それに応じてプログラムを担当者が立案します。
50分の時間の中で、お子さんの発達状況やニーズに合わせて、担当者がお子さんごとにプログラムを作って、お部屋の中で行います。
この療育に保護者様も同席頂いて、様子をご覧ください。
50分の療育の中には、保護者様のご相談を聞く時間も含まれています。
是非日常での困りごとや相談事をセラピストにお話しください。
『なぜ保護者も同席するのですか?子どもだけ預けてはだめですか?』
子どもの発達は日々変化します。しかし、基本的な特性は実は小さいころからあまり変わりません。成長し、形や質は少しずつ違っていきますが、基本となるお子さんの特性を理解し、対応のコツをつかめていると、大きくなってから苦労しません。
お子さん自身も、小さいころから適切に理解され、対応されてきた方と、理解されず、間違った対応をされてきたお子さんでは、明らかに安心感や、生き生きと生活している感じが変わってきます。
お子さんと触れ合い、葛藤し、試行錯誤し、理解し、共に成長できる機会は、いつでもいいというわけではありません。
小さい時期の方が、より鮮明で様々な影響を受けていませんし、現実的にお子様もまだ保護者様の言うことを聞きやすく、関係性も柔軟に変化しやすい段階です。
この時期にしっかりとお子さんのことを理解しておくと、小学校、中学校、その先も、いろいろと応用が利きます。
では大きくなってしまってからでは遅いのかというと、そういうわけではありません。
いつ療育を開始するか、いつそういうニーズが出てきて、いつそういう準備が整うかはご家族次第です。物理的にも、経済的にも、心理的にも…。早ければ何でもいいというわけではなく、大事なのは納得して始めることです。
子どものために何かしたい、そう思った時が、療育のはじめ時です!
療育をお子さんの発達を伸ばすための学習塾のように思われている方もいらっしゃいますが、当事業所では療育をお子さんとご家族、もちろんわたくしたちも学びあい、共に成長する場だと捉えています。
仕事を休み、定期的にお子さんを療育に連れてくるのは大変な苦労です。
しかし、一緒に来ていただければ、必ず得るものがあると信じています。
※補足
ただし、小学中学年くらいから、あるいはその前から、お子様自身も成長し、保護者様が同伴されることで本来の力を発揮しづらくなる時期もあります。
その際はお子様だけ入室いただき、保護者様は待合でお待ちいただくこともあります。お子様との療育が終わりましたら代わって保護者様にご入室いただき、ご相談いただきます。
そのあたりは、柔軟に対応いたします。
『預かりはしないのですか?』
上記の理由により、キナリイロではいわゆる”預かり”はしていません。
放課後等デイサービスと聞くと、車での送迎があり、授業終了後に子どもを預ける場所、というイメージのある方もいるかと思いますが、当事業所はそういうスタイルではありません。預かりが必要である場合は、他の事業所様を探してください。
『小集団療育って何ですか?』
キナリイロで考えている小集団療育とは、5,6人を想定したグループです。
例えば、他者とのコミュニケーションに課題があったり、一緒に遊ぶ際のソーシャルスキル(「いれて」「いいよ」とか、ルールを守る、とか、他者をわざと不快にさせることをしない、とか、一緒のことを共有して楽しむこと、であるとか)の練習が必要なお子さんが集まり、時間としてはまだ未定ですが、50分~90分程度同じ活動を共にすることを想定しています。
こちらの活動でも、必ず保護者様に同席頂きます
年齢が小さいほどお子様のそばに居ていただき、大きくなればなるほどだんだん距離をとって見守る、本当に大きくなれば別室で、保護者様だけで待機していただき、その間に情報交換などしていただく時間となるでしょう。
『個別の療育は受けませんが、小集団療育だけ利用できますか?』
小集団療育をお受けになりたい場合、必ず1:1の個別療育を受けていらっしゃることが前提となります。
小集団を組む場合、どのような年齢のどのようなタイプの、どのようなニーズをもっているお子さんを、どういうグループにするか、ということを考えて、組ませていただきます。
その際にあまりよく知らない段階でそれを考えることは、現実的には難しくなります。
まずしっかり1:1でお子様のことをよく理解させていただき、似たようなニーズを持つお子様がそろって来ましたら、小集団グループを立ち上げます。
その方が、集団場面で拾いきれなかったお子様の声や保護者様も声も聴き、相談しながらやっていけますので、効果的だと思います。
ですので、オープンしてすぐに小集団のグループがあるわけではありません。ご了承ください。
『他の事業所を利用していても利用できますか?』
もちろん、ご利用いただけます^^
他の事業所で個別の療育を受けていても使えますし、普段は学校終了後にいわゆる”預かり型”の療育を使っていて、週に1回、あるいは月に1回、個別の療育の機会や、保護者様が相談の機会を作りたい、ということで当社をご利用いただいても構いません。
ただし、受給者証の支給日数の範囲内で、ということになります。同日に2つ以上の事業所を利用することもできません。その点はご注意ください。
以上、キナリイロの療育の体制やポリシーについて書かせていただきました。
まだまだ分かりづらい点もあるかもしれません。
お声を頂くたびに記事にしていきたいと思いますので、これからもどんどんご意見お待ちしております!
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